アロマージのカードその1
モンスター7種類魔法1種類罠2種類の合計10種類で構成されています。
この内デッキに使うのは約半分の6種類です。つまり半分の力で戦っている…と書くとなんか凄そうに見えますね。
アロマージはほぼ全員①ライフを上回っている時に得られる永続効果と②回復した時に発動する強制効果(相手のターンでも発動する)で構成されています。
今回はジャスミン©、アンゼリカ©、2種類のローズマリー©、ガーデン、潤いの風を解説します。残りのカードはいずれ…。
アロマージージャスミン
①ライフを上回っている時に同名モンスター以外の植物モンスターの召喚権追加。
②回復したら1ドロー。
追加召喚権で虚無空間等に阻害されずにモンスターを追加出来、回復カードをドローに変えられます。現状唯一の目に見えるアドを稼ぐカードです。複数維持出来た場合、相手ターンを跨いで大量のハンドアドを稼げます。ただ、強制効果故にデッキ枚数が少ない時は注意が必要です。
維持できた返しのターンは生きる二重召喚になり、展開しやすくなります。ロンファか1の植物チューナーを追加召喚すると凄い事になりますが、その事についてはいずれ記事を作って解説をします。
攻撃力が低く、守備力が高い下級モンスターですが、サモンプリーストの様な召喚時に守備表示になる効果を持ち合わせていないので、通常召喚したジャスミン©のケアが必須になります。
アロマージーローズマリー
①ライフを上回っている時に、植物モンスターが攻撃する場合ダメージステップ終了時まで相手はモンスター効果を発動出来なくなる。
②回復した時に、フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する。
可愛い…可愛くない?(真顔)
植物モンスター全体に擬似ライトニングを付与する効果は見た目以上に凶悪な効果で、ヴァルキュルスの影霊衣を貫通し、バトルフェーダーをもなぎ倒し、オネストの様なコンバットトリックも吹き飛ばし、ダンテやミネルバの様な墓地で発動する効果持ちも一方的に惨殺します。特に墓地に送られたら効果を発動する素材を持ったXモンスターを攻撃すると大きなテンポアドを稼げます。
これが植物全体に付与されるのでかなりエグいです。また、これを利用して、クェーサーの様な無効効果持ちに攻撃するバトルステップに除去カードを発動し、安全に除去する事も出来ます。
表示形式変更の効果も強力で、リリーサーソラスの様な蓋モンスターを攻撃表示に変えて腹パンしたり
ガーデン(次の記事で解説します)下でダークロウを守備表示に変えて腹パン出来ます。
自分のモンスターも表示形式を変えられるのでこのカードの後に召喚したジャスミン©を守備表示に変えたり、相手モンスターの表示形式変えて攻撃を止めたり、自分のモンスターの表示形式を変えて返り討ちにしたり出来ます。
正にゴリラウーマン。
アロマセラフィ-アンゼリカ
①手札から捨てて墓地のアロマモンスター1体を選択してその攻撃力分の数値回復する。
②ライフを上回っていて、自分の場にアロマモンスターがいたらフィールドを離れると除外される制約持ちの自己再生。
墓地の青い方のローズマリー©を選択すると1800と言う通告のライフコストを払ってもお釣りが返ってくる数値を回復し、白い方のローズマリー©(後述)を選択すると2000と言う副作用!?をデメリット無しで使っているに等しい数値回復します。ジャスミン©を選択すると100と言うミジンコみたいな数値しか回復出来ません。
アロマージに墓地を肥やすギミックが存在しないので、普通の構築にすると序盤は腐りやすいです。墓地にアロマージを置けるようになるとパワーカードに化けます。
自己再生効果の条件は非常に緩く、ローズマリー©とシンクロする事で白い方のローズマリー©になれたり、チャンバライダーになってワンキル出来ます。ジャスミン©とシンクロすると凄(ry
X素材にすると除外されないので、ローズマリー©の恩恵を受けられる姫芽宮©の素材に出来るとなかなか美味しいです。同名モンスターにも反応するのでアンゼリカ©しか場に居なくても自己再生します。
因みに僕はこのカードが判明した時、登場した瞬間に打ち切られて1年近くが経過していたので感動のあまり泣きそうになりました。
アロマセラフィ-ローズマリー
①ライフを上回っている時に、場の植物モンスターの攻撃力守備力を500パンプ。
②回復した時に相手フィールドの表のカード1枚をターン終了時まで無効化する。
「私自身が新規になる事だ…」
パンプ値が高く、ガーデン(次の記事で解説します)込みで青眼に並びます。打点が高いと戦闘破壊すると言う選択肢を潰せるので見た目以上に硬いです。全体パンプなので他の植物モンスターもゴリラパンプします。複数体並べると更にマッチョになります。
ラディッシュホースと組み合わせるとあのF・G・Dをも殴り倒します。イメージとしてはこんな感じ。
回復した時に無効化する効果はチェーン処理の都合上ほぼ起動効果と永続効果しか使えないので使いづらそうに見えますが、良く使われる汎用ランク4を想定するとビュートと狡猾前提のフレシア©でしか処理出来ないぐらいには強いです。カードプールを良く把握して、マストカウンターを出来ると強力なカードになる使い手に左右されるカードです。
次の記事で残りのガーデンと潤いの風を解説します。
テンポアドとは
他のカードゲームやってる人ならすぐに分かると思います。分からないと言われたら流石に何も言えないですが…。
テンポアドについて説明すると
「選択肢を増減させる事によって発生させる目に見えないアドバンテージ」
です。目に見えないのでかなり軽視されやすいアドの概念ですね。(特に最近はパワカ連打して脳死ゴリラって感じの環境なので)
他のカードゲームはコストの概念があるので分かりやすいのですが、遊戯王だとその概念がなく、昔のスローな環境の名残みたいになっています。他のカードゲームで例えるなら「コスト増やすカードを使って使えるカードの選択肢を増やした」みたいな事を指します。
そもそも選択肢を増やしたり減らしたりってなんだよって話なのですが、流行りのカード(2016/07/18現在)から持ち出すと虚無空間があります。
虚無空間は貼られただけでお互いに「特殊召喚」を行う事が出来なくなります。
つまり特殊召喚と言う選択肢を潰すカードなのです。
また、このカードは自分で破壊する事が出来、自分のターンに自壊させることで自分は特殊召喚出来ると言う事が出来ます。
相手の特殊召喚と言う選択肢を潰しながら、自分のターンに自壊させることで目に見えない大きなアドバンテージを獲得出来るのです。
流石制限カード…とてつもないテンポアドを獲得します。
強欲で謙虚な壺も同じくテンポアドに絡むカードで、特殊召喚と言う選択肢をそのターン放棄する代わりに手札の質を上げます。
自分と相手の選択肢を増やしたり減らしたりして出来るテンポアドについてはこれでざっくり分かったと思います。
この概念を駆使して自分は有利に、相手は不利な状況に持ち込みます。
次はアロマージのカードについて解説していきます。
そもそもアロマージって?
嘘ですブルーノじゃないです。ちゃんと説明すると
「テンポアド重視のライフゲインをトリガーにするコントロールデッキ」
です。メタビでも無いし、シンクロ中心のテーマでも無いです(シンクロするけど、テーマのコンセプトでは無いです)
シャドール等と同じくテンポアド(次の記事で説明します)を獲得して相手の選択肢を減らしながら自分に有利な状況を作り出して勝利するテーマです。
要するに自分が有利な時は調子に乗る癖に不利になると黙り始める陰湿なデッキです。
因みにライフゲインテーマですが、ライフがそんなにモリモリ増えるテーマでは無いです。
次はカードの説明前にこのデッキを使うに当たって1番重要になる「テンポアド」について説明します。
まず最初に
はじめましての方ははじめまして。ササキと申します。
このブログでは【アロマージ】について書きます。
アロマージってあの萌豚御用達デッキでしょ?強いの??って人も多いと思います。実際可愛いです。ローズマリー©が1番可愛いと思ってます(異論は認める)。
しかし、多くの人の認識としては良く分からないけどソリティアしてクェーサー出てくるんでしょ?メタビかぁ…(´・ω・`)回復して遅延するクソテーマでしょ?と言うのが現実です(2016/07/18 現在)。見た目以上に物凄く奥が深いデッキなのでこのブログを読んでその認識が変わったら良いなと思います。
割と真面目に書くのでアロマージで勝ちたい!と言う人以外はブラウザバック推奨です(弱いと思ってるデッキ使ってもストレスの原因になりやすいですしね)。
しょうもない事ばかり呟いてますが、Twitterをやっているので良かったらフォローしてくれると嬉しいです(@sasasaissasaki)。